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2025.10.09
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わたしの秋旅行ものがたり

夕暮れが早くなった秋のある日、私たちは小さな貸別荘に到着した。玄関を開けると木の香りがふわりと広がり、窓の外にはすすきが揺れている。荷物を置くと、まずは近くの道を散歩。落ち葉を踏みしめる音が、夏にはなかった静けさを強調しているようだった。

夕食は地元の市場で手に入れた秋鮭と野菜で簡単な鍋を作る。ぐつぐつと音を立てる鍋を囲むと、外の冷たい空気と対照的に心まで温まっていく。食後はテラスに出て、夜風に身を委ねた。頭上には秋らしい澄んだ星空。夏の名残を感じながらも、確実に冬へと近づいていく季節の足音が聞こえる気がする。

ここで過ごす秋は、ただの旅行ではなく、日常から切り離された「物語」のよう。貸別荘ならではの自由な時間が、旅を特別な章へと変えてくれるのだ。