2025.12.28
ブログ
大みそかまであと少し!
大晦日の南房総は、都会の喧騒とは少し違う穏やかさがある。貸別荘にチェックインしたころには、海の向こうに夕日が沈みはじめ、空がゆっくりと金色から紺色へと変わっていく。
キッチンでは、年越しそばのだしを温める香りがふわり。仲間と過ごす人も、静かにひとりで過ごす人も、この時間だけは誰もが今年をそっと振り返る。
外に出ると、冬の星が高い空でじっと光り、波の音が規則正しく寄せては返す。テレビの特番よりも、こうして自然に包まれながら迎える年の瀬が、いちばん贅沢なのかもしれない。そばをすする湯気があたたかく、心まであたためてくれる大晦日の夜だ。