2025.12.25
ブログ
今年のクリスマスを特別に。
朝、カーテンを開けると、南房総のやわらかな冬の日差しが海の向こうで静かに瞬いていた。
潮の香りがふわっと入り込んで、それだけで胸の奥がすうっと澄んでいく。
貸別荘のキッチンでは、昨夜のキャンドルの香りがまだわずかに残っていて、温めたココアの甘さと混ざり合ってなんだか“特別な朝”を演出してくれる。
ここでは時間の流れまで、やさしい。
外に出れば、海風が少しひんやり。
でも、その冷たささえ気持ちよくて、白い息がきらきら光る。
遠くのほうで波が寄せる音が、クリスマスのBGMみたいにゆっくり響く。
夕方になったら、テラスに小さな灯りをひとつ置いてみよう。
プレゼントを開ける瞬間のわくわくも、誰かの笑顔を受け取るあったかさも、この海辺の空気がそっと包んでくれる。
南房総で過ごすクリスマスは、派手じゃないけど、光がすごく近くにある日だと思う。
静かで、きらめいてて、やさしい――
そんな一日が今日も始まる。